3.5(土)新宿デモにご参加ありがとうございました!

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2016年2月29日月曜日

第4回子ども脱被ばく裁判口頭弁論を傍聴して

2月25日の第4回子ども脱被ばく裁判に参加し、
傍聴されたボランティアの松岡さんからの報告です。

20160225 UPLAN【事前交流集会】子ども脱被ばく裁判第4回期日 



後半、裁判所前から記者会見、意見交換会までの映像です。

地裁に向かう原告と支援者たち

裁判後の記者会見

2月25日福島地裁の子ども脱被ばく裁判傍聴に、バスで16人で参加しました。

二人の原告の陳述、凛とした気迫に満ちたものでした。
「2011年5月6月子どもの吐き気、下痢、異常な鼻血が続き、家の2階は毎時1.27μSV、玄関先は2.42μSVあった。子どもの健康を守りたい一心で7月母子避難。現在、娘は高校生になり、体調不良を訴えなくなったが、傷の治りが悪い。娘はこれから、いつ発病するかもしれない時限爆弾を抱えて生き続けなくてはならない。親は辛い。」
「福島市で子育てをしている不安、震災後、ずっと高線量だった福島に居続けてしまった不安、当時テレビで繰り返された『直ちに健康に影響はない』ってどういうこと? この先、10年後20年後も健康でいられるのだろうか。このまま、ここで子育てしていいのだろうか、不安との戦いです。子どもに、泥遊びダメ、水たまりダメ、草や虫に触ってはダメといわざるをいえない口惜しさ、悲しさ。子どもは自然の中で遊び、転がり心や体を育てていくものなのに。子どもたちから笑顔をとらないで、子どもを守ってください。」

朝、福島駅頭で、「本日地裁で『放射能からこどもを守れ』という裁判をやっています」「福島の子供の甲状腺ガンは166人になりました」と言いながらチラシをまきました。国や県、市町村の復興安全キャンペーン圧力に、「放射能が心配」と言えない、言ったらつまはじきされる雰囲気と聞いていますが、原告の陳述は、福島で子育てしている親たちの共通の気持ちなのだと思いました。だから皆さん、チラシを受けとってくれるのだと思いました。

 12月1日の第3回口頭弁論で、光前弁護士が、裁判所は我々の要求、「安全な場所で教育せよ」を「なす債務」ととらえている。だから市町村がなす行為の特定―安全な場所で教育することの中身を詳しく述べないと、市町村は何をやっていいか分からず、裁判にならない――という裁判所の考えを明確に引きだし、第4回口頭弁論までに、被告に要求する具体的内容を特定するということか宿題になったと説明がありました。

 「安全の場所」をどう認定するか――福島原子力発電所内では、100Bq/kg超える放射性汚染物はクリアランス以下、再利用不可として放射能廃棄物として管理した。土壌に換算すると6500Bq/㎡に該当する、これを安全か危険かの判定の基準値とした。文科省のモリタリングのデータは10000Bq/㎡から測定されているので、10000Bq/㎡、クリアランスレベル以下のところを地図に落として資料を作った。この区域は危険、それ以外の安全な場所で子どもたちの学習権を保障せよとした。
 2011年12月につくられた「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」報告書、年間20ミリSV以下は安全が原発事故後の国策で、この基準で行政は動いているから、20ミリSVの厚い壁に切り込み、裁判に持っていくのは一筋縄ではいかない。
 裁判長は、次回公判を5月26日(木)と言ったが、まだ中味に入るか腹は決まっていない、棄却、門前払いの危険は残っていると、井戸弁護士は指摘しました。
 


2016年2月28日日曜日

第4回子ども脱被ばく裁判報告 門前払いを回避! 弁護皆さんの熱い思いが結実した土壌汚染地図!

皆様、すでに2月25日子ども脱被ばく裁判第4回口頭弁論の速報をお伝えしましたが、動画や参加メンバーからの報告が来ましたのでご覧下さい。

ユープラン 三輪祐児さん、いつもありがとうございます。

裁判所前でシュプレヒコールで原告と弁護団を送り出すところ(三輪さん撮影動画から)



前半、裁判前の映像です
 

20160225 UPLAN【事前交流集会】子ども脱被ばく裁判第4回期日 



後半、裁判所前から記者会見、意見交換会までの映像です。




第4回子ども脱被ばく裁判・口頭弁論応援バスツアーに参加して

     脱被ばく実現ネット・ボランティア 宮口高枝

 2016年2月25日、新宿から、脱被ばく実現ネット主催のバスに乗り込み福島市へ出発。東北道を福島へ向けて走る車窓は、刻一刻と雪が織りなす、美しい枯山水の日本の景色に感動しながら、行く手に霧が立ち込め、周りの田畑の景色が見えづらくなる有様を眺めながら、子ども脱被ばく裁判の行方を思い福島市に向かった。

 参加者の1人、ちょぼちょぼ市民連合の田中一郎さんから、小児甲状腺癌の基本的なミニ学習会の講義も有り、有意義に過ごしながらバスの旅はあっという間に福島市に入り、予定していた市街地の中に集積されたフレコンパック置場の見学に向かった。そこは狭い道路と一方通行等でバスでは近くまで行くことはできなかったが、一本道路を隔てた路地の隙間から、緑のシートが被せられているグランドのような場所がかろうじて見えた。目と鼻の先には、福島原発事故避難区域から逃れてきた方の住む仮設住宅が有り、唖然とする思いだった。放射能から逃れてきた人たちに、フレコンパックを見ながら暮らす生活を強いるとは、この国はどこまで被害者を見下すつもりなのだろうかと怒りがこみ上げた。

 裁判前に福島駅で途中下車して何人かの参加者と一緒に、持参した「子ども脱被ばく裁判の会・リーフレット」と一緒に、わが脱被ばく実現ネット自慢の「汚染水濃度が1年前の4000倍に!放射能被害は関東にも!」チラシを配布した。福島には道を歩く人はあまりいないし、チラシをまいても受取る人は少ない・・・と福島に住む方々が言ってはいたが、渋谷よりも格段に受け取りが良く持参したチラシは30分ほどでなくなった。はっきりと拒否する男の人もいたが、ありがとうと言ってもらってくれる人、通り過ぎようとして立ち止まりチラシを受取る人など様々な反応であったが、やはり不安や疑問を感じて生活しているのだろう事が伺えた。

 さて、裁判所に入る前、裁判所玄関前の道路で、「子どもを放射能から守ろう!避難させて!」など、ちばてつやさん画のプラカードを掲げながら、いつものミニ集会をして、何人かの人たちからのアッピールが有り、「福島を元に戻せ!」コールを3回あげて裁判所に入る。そして、傍聴券の配布列に並び抽選券をもらう。
 私の手にした券は55番だった。当選番号が読み上げられ、私の番号は呼ばれなかった。バスで参加した東京の初参加者や、今まで抽選に漏れて入れなかった人、原告、フリーのジャーナリスト等を優先して、当選権を持っていた人は譲り合う。第1回口頭弁論では、裁判所の腕章を巻いた職員の警戒する姿はそう多くはなかったが、回を重ねるごとに、裁判所正面玄関前には警戒する職員の数が多くなっている。

 風船や、プラカードなどは見えないよう中に入れて! とダメだしをしてくる風景は東京よりはひどくはないが散見された。傍聴に入る仲間達を見送り、用意したプラカードを持ち、傍聴に入れなかった人たちを誘って、再び裁判所正面玄関を出る。時折薄日が差し込む天気の中、風花が舞い、北風が吹き、プラカードが飛ばされそうになったが「国は子どもを見殺しにするな!20㍉シーベルト容認を許すな!」「子どもを放射能から守って!」「子どものために立ち上がろう!」等を掲げてたたずんだ。そんな私たちを遠巻きにして警戒する職員の方々を横目に、口頭陳述が終るまでの小1時間の行動であったが、道行く自動車の中からプラカードに目を留める運転手も多く目にした。裁判が終ったと見えて、背広とスーツケースのそれと見られるスタイルの人々がぞろぞろ出てきた。被告たちだろうと直感し、私たちの何人かが駆け寄って「子どもを守るために働いて下さい!」などと声をかけるとそそくさと目を合わせたくない様子を見せながら通り過ぎた。

被告・国や福島県・各自治体の代理人たちに、今日の原告、1人は乳飲み子を抱いての陳述だったという2人からの切実な訴えは胸に響かないはずはないとおもった。
 傍聴に入った人の情報がはいり、門前払い判決の雰囲気はなかったという言葉を聞いて今日のところは、次回の口頭弁論に繋がったのだとほっと胸をなでおろした。
 その後の記者会見、意見交流会では、帰りのバスの時間も有り、あまり参加できなかったが、裁判の状況の説明があり、今後も門前払いされないための裁判方向性などが弁護団から示された。
 その際、今回提出した土壌汚染地図は、チェルノブイリ基準(37000ベクレル/㎡)とクリアランスレベル(100ベクレル/㎏)を加え、子どもが生活してはならない規準として、(1万ベクレル/㎡)で作成した、土壌汚染地図の追加資料は本1冊分くらいの厚さが有り、びっくり、びっくり!これを9部、被告側に提出したそうで、夜を呈して作成したご苦労もあったようだ。かかった費用も高額に上ったようだ。これらの資料を被告は、資料不適当としたようだが、次回以降に、被告・県は事実反論を行う予定だそうで、弁護団の団結したがんばりで、裁判所は子ども人権裁判と親子裁判を切り離す方向は少なくなったようだ。
 今後も「子ども脱被ばく裁判」を本格審理に入らせるために、各地での様々な脱被ばくの闘いの行動が裁判所を動かすと確信する。広範な人々が脱被ばくに取り組むよう働きかける事が大事だと感じ、次は裁判所を取り囲むくらいの人々が結集すれば、子ども脱被ばく裁判の大きな希望が見えてくることだろう。

次回・第5回口頭弁論は5月26日(木)福島地裁で行われる。

2016年2月26日金曜日

速報! 子ども脱被ばく裁判 第4回口頭弁論




皆様、昨日、子ども脱被ばく裁判第4回口頭弁論が行われました。

脱被ばく実現ネットは応援バスツアーを実施し、16名参加でした。

福島到着後は除染土置き場を見学して有志が福島駅にて本日裁判があることを
宣伝するためチラシ配布を行いました。

裁判には2名を除いて傍聴することができ、お二人の原告の気迫に満ちた
口頭弁論を聞くことができました。
傍聴に入れなかった人たちは裁判所前でプラカードなどを持って訴えました。

弁護団の大変な努力で作成された本1冊分くらいある土壌汚染地図などの提出
等により、当面の門前払いは阻止できたようです。

参加メンバーからの詳細報告をお待ちください。

2016年2月24日水曜日

2/25子ども脱被ばく裁判 応援福島バスツアー


 「子ども脱被ばく裁判」の第4回目裁判(弁論)が福島地方裁判所で2月25日(木)に行われます。

現在、裁判所はなんとかこの子ども人権裁判を門前払いしようと目論んでいます。
これに対決し、公正な裁判が行われるよう、応援の福島往復バスツアーを実施します。


ツアースケジュール
2月25日(木)

07:30 新宿駅西口スバルビル前集合
     (集まり次第出発します。)

12:00 福島駅到着予定

     途中、市内の除染土置き場を見学予定
     弁護士による裁判説明会参加
     現地での裁判支援活動に参加

15:00 裁判
     (入場者数の関係で裁判傍聴ができない場合もあります)


17:30  裁判後の記者会見等、時間まで参加後、バス乗車

21:30 新宿駅着(予定)

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実施日:2月25日(木曜日)

参加費:3000円(傷害保険代を含みます)

募集人数:27名 

締切り:2月23日まで(ただし、定員になりしだい締切ります)

申込み方法:以下のアドレスに申込みのメールをお送りください。datuhibaku@ab.page7.jp

※注意事項
バス参加申込が15人に満たない場合はバスでの支援ツアーは中止します。
その場合、申込をして下さった方には当日の福島地裁での傍聴(抽選漏れも可)を前提に
(新幹線料金の約半額相当分)8000円の交通費補助の予定です。 
中止の場合は23日にご連絡いたします。
また、天候等の理由により当日バス支援ツアーが中止となった場合にも同様の
交通費補助の予定です。
---------------メールには以下を記載ください--------------

■ メールの件名欄 (以下のようにお書きください)

 【参加申込】2.25バスツアー


■ メールの本文欄 (以下のようにお書きください)

2月25日の福島往復バスツアーに参加します。

氏名  :

郵便番号:

住所  :

生年月日:

携帯電話:

-------------------------------------------------------

(上記の個人情報はバスの障害保険の登録と当日のバス乗車の確認に使用しますが、他の目的には使用いたしません)


【ご注意】

申込みを受けましたら、折り返しの返信メールを致しますが、2,3日以内に返信がない場合は、以下に問合せください。

090-8494-3856 (岡田) 

2016年2月16日火曜日

2月14日、渋谷ハチ公前街頭宣伝 足を止めて聞く若者などいつもより多く

2月14日(日) 午後5時半から恒例の渋谷街頭宣伝をハチ公前にて行いました。


横浜のノンさん、皆さんツイキャスありがとうございます。
  http://twitcasting.tv/jg1evh/movie/242156743

赤坂さんの報告です。


今回の街宣は、いつもより多くの方に足を止めていただいたという印象でした。

昼間に、代々木公園で「安倍政権NO」の集会があったからでしょうか。

また、Twitterでの「福島原発事故の悲惨な状況の反省もない高浜原発再稼働反対! 

福島支援、脱被ばくの立場から再稼働反対アピール致します。」という呼びかけに応じていただけたのか、
ツイキャスの方もたくさん来て下さいました。
また、いつもよりカンパも多くいただき、みなさんのお気持ちに本当に感謝です。
みなさん、本当にありがとうございました。
横須賀在住・Iさんの魂による訴え
福島はまだ9万人が避難をしています。そんな中、高浜原発、川内原発などが再稼働しています。
避難が続いてるい現状をないがしろにして、再稼働が認められていいのでしょうか。
福島原発事故のことを忘れたのでしょうか。心の中でもいいから思いだしてください。
普通の事故(例えば交通事故、電車事故、など)だったら、もう5年もたてば、けがなどが完治している確率は上がります。
しかし、原発事故の場合は違います。甲状腺がんの発症人数は事故後増加の一途です。それが原発事故というものです。
みなさん、2011311を思いだしてください。原発の稼働に反対しましょう。避難者のことを忘れてはならないのです。
国・東電・県に、被害者の命を補償させましょう。一人の命も奪われてはいけないんです。
みんなで一緒に怒りましょう。戦いましょう。
いつも参加いただいているマダムさんより
・放射能の世界安全基準は1mmシーベルト、しかしこの国は、20mmシーベルトを安全基準にしようとしています。
・国は福島の支援を第一にすべきなのにおざなりです。
GDP600兆円にすると言っていますが、こどもが豊かに成長していかなければこの目標など実現しないです。
その子供が、福島原発事故ではないがしろにされています。
・福島の原発事故が収束していないのに、再稼働がゆるされていいはずがありません。
再稼働した高浜原発で事故が起きたらどれだけの影響が出るかわかっているのでしょうか。
いわき市在住・Kさん
福島第一原発から5060キロ離れたところに居住、福島やご自身の現状を伝えるために来てくださいました。
1年前、甲状腺がんのC判定と診断されました。腫瘍が見つかりました。こどもだけでなく、大人にも問題が生じているのが現実です。
・現状を覆い隠そうとしていると感じるので、ここで話しをしています。
5年後、10年後、20年後の時点で問題が出てきて対応しようとしても遅いんです。
・放射能の問題が解決していないのに、福島の食物が安全と言うのはおかしいでしょう。作っている人たちにも酷です。食べて支援ではないんです。
・各地で原発再稼働が進んでいますが、避難経路をきちんと作っているかも明確ではなく、
 福島の健康被害にも対応できていないのに、再稼働なんておかしいでしょう。
2/14付・東京新聞朝刊の記事について(ボランティアスタッフ・Yさん)
『寒さに震え「老老避難」 私の見た福島事故』 
 事故が起きるといかに過酷な状況で避難しなければならないかの現実が載っています。
 私の直接会って話した関東に避難している浪江町の方も、地震直後、薬とあるお金だけを持って避難したそうです。
 自治体からは一切避難の放送など無かったそうです。 戻れるという思いでいたそうですが、戻れることは出来ず…。避難先では、おにぎり一個を奪い合う状況だったそうです。 
 新聞には2011年3/11は、東北はまだ雪が降るくらいの寒さ。その中で、80代のご夫婦は、トラックの荷台に乗って逃げたそうです。事故が起きたらこういうことになるんです。にも関わらず、なぜ再稼働をするのでしょうか。
 また、一面のもう一つの記事は柏崎刈羽原発が地元柏崎市の産業に与えた影響について、新潟日報社が 経済効果は限定的で地元産業に波及していないことがわかったというものです。
 原発が稼働しないと地域経済が打撃であるかのような宣伝が大々的になされていますが、 他の原発のない地域と比べてほぼ同様の経済の状態でした。それにも関わらず、事故が起きれば多くの人が危険にさらされるのが現実です。このような危険な原発の再稼働はしてはなりません。
ボランティアスタッフ Iさん、Hさん
・放射能と白内障の因果関係は、チェルノブイリ原発事故調査をしたバンダジェフスキー博士や
 日米共同の研究機関「放射線影響研究所」も認めています。
・政府は私たちを騙そうとしています。みんなで賢くなりましょう。
・放射能は科学的に影響はないと言われてきましたが、原発事故後、心臓がバクバクし、あざが出来、
 髪が抜けるなどの症状が出てきました。科学的に影響はないというのは、嘘だったと思います。
最後に、個人的な感想としては、いわき市在住でご自身も甲状腺がんC判定を受けていらっしゃる方のお話しのときが、
一番多くの人が足を止めて聞いていただいたように感じました。当事者の方の声が一番響くということだな、と実感しました。
そういう声が、一人でも二人でも伝わり、原発事故が起きたらどういうことが起きるのか、想像し、少しでもいいので
自分の立場に置き換えて考えてもらいたいと思います。そのきっかけを作るために、この街宣について有効な手段を模索しながら、
続けていきたいと改めて思いました。


2016年2月7日日曜日

2・5 文科省前・財務省上金曜行動 

2月5日、寒風吹きすさぶ(文科省前はいつも風が強い)中、月初め恒例の文科省前、財務省上行動を行い、デモチラシ等の配布を行いました。

chikapinさん、いつもツイキャスありがとうございます。

冨塚さんの報告です。




201625日(金)18:30~ 脱被ばく実現ネット文科省前・財務省上金曜抗議行動
参加者は約10人でした。
園さんの迫力あるアピールとリズムのあるコールが印象的でした。
男性一人、女性一人(宮口さん)のアピールも重要な内容でした。
○コールの主なもの
文科省は責任果たせ
福島から子どもを逃がせ
被害が出ている
関東にも出ている
安全キャンペーンやめろ
人殺し政策やめろ
除染作業を子供にさせるな
ウソをつくな
○アピールの主なもの
福島第一原発事故から5年になろうとしています。チェルノブイリ原発事故では45年後からベラルーシ・ウクライナで健康被害が急増しています。
福島や東北・関東の健康被害の増加が心配されるときに、国・福島県など行政は真逆のことをしています。
国と福島県は来年3月で自主避難者の住宅支援を打ち切り、強制的に帰還させようとしています。そのために年間20mSv以下では健康被害は出ない・安全だというキャンペーンを大々的に行っています。年間1mSv以上は危険であるというまっとうなことを言うと非国民と言われる状態です。日本は戦時体制に近づいているようです。実際は150人以上の福島県の子どもの甲状腺がんだけでなく、その他の癌・白血病・心筋梗塞のみならず、長引く風邪などあらゆる健康被害が出ています。関東・東京でも多くの人が自分の健康の異常・体調不良を感じています。
国や福島県、マスコミは「放射能の影響であるという科学的証明はされていないから、影響はない」と主張していますが、ないという科学的証明はされていません。被害はあるのですから、調査し、影響の有無を証明するのは行政の責任です。被害者に証明する責任はありません。

○じっとしていると寒いせいもあり、抗議行動に参加する一般の人は少なかったのは残念だった。
ネット情報でも様々な健康被害が出ています。福島県がとんでもない安全キャンペーンを行っています。「放射能で死んだ人は一人もいない」などと言っているようです。
たとえば原発事故収束労働でなくなった作業員がいることは無視されています。安全キャンペーンのうそを暴き、多くの人に訴える必要があると思います。  (冨塚元夫)


2月3日(水)第29回東電本店合同抗議に参加

201623() 第29回東電本店合同抗議 18301930
呼びかけ団体:たんぽぽ舎、テントひろば  賛同団体:東電株主訴訟他123団体
参加者100
映像配信はkeitarou1212から、有難うございます







たんぽぽ舎柳田さんの心に沁みいるような静かな訴えから始まりました。
「福島では6畳、4畳半二間に家族6人が住んでいる。東京の母子避難者は6畳一間に台所という住環境。こうした方々が10万人を超す。原発事故は被害者に困難と苦労を与えている。国と電力会社の責任を問うのは私達の行動の原点です」

その後「東京電力は責任を取れー」のシュプレヒコールが響き渡りました。
参加者の皆さんのスピーチや福島第一の現状報告の一部を紹介いたします。

春橋さん
汚染水が増加していて、タンクが6月末には逼迫する可能性がある。
原子力規制委員会は「凍土遮水壁」の稼働を認可出来ずにいる。規制委は、凍土壁で地下水を止める事で、建屋地下にたまる高濃度の汚染水が土壌に漏れ出さないか、危惧している。 
予想外の事態も浮上した。海側を鋼管遮水壁で閉じた後、海側の井戸から地下水のくみ上げを始めたところ、放射性物質の濃度が高く浄化後の海への放出ができず、そのまま建屋に送水するしかなくなっている。遮水壁を作った事でさらに汚染水を増やす結果になっている。

太鼓のパフォーマンスと日音協の皆さんによる音楽での抗議もありました。

私達「脱被ばく実現ネット」は以下の告知とスピーチを行いました。

新宿デモ開催◆ 
福島も関東も危ない!放射能から 子どもを守ろう! 3.5(土)新宿デモ
201635日(土) 午後1時 新宿駅アルタ前 

子ども脱被ばく裁判応援バスツアー◆
第4回口頭弁論が福島地方裁判所で2月25日(木)に行われる。 料金3,000

スピーチ◆
福島第一原発事故後の「山下俊一氏の行動」と「福島県立医大」の方針には重大な問題がある。甲状腺がんの子どものゲノム情報が県立医大の中だけで利用されていて、原発事故と健康被害の因果関係を立証したい研究者には門戸が閉ざされている。

この問題については医療ジャーナリスト藍原寛子さんが講演されているので、こちらもご覧ください。(1時間15分後)
https://youtu.be/0zb9LLik7sM

横浜市の男性や東京都の女性のユーモアを感じさせるスピーチも印象に残りました。「笑い」の力は大きく「聴かせる」「盛り上げる」など、大きな効果があるな~と思いました。

最後はいつもの「ドンパン節」(の替え歌)で締めとなりました。普段でもついつい歌ってしまうことがあります。
「原発無くても大丈夫。電気は足りてる。困らない~」(^^)

(伊藤記)

2016年2月2日火曜日

1.31渋谷街宣 シールアンケート「放射能は関東でも影響があると思いますか?」

1月31日(日)恒例の渋谷街宣を行いました。
ボランティアメンバーの大庭さんの報告です。



 数日前の天気予報では午前中は雨、午後は曇りとの予報でしたが、いつものジンクス通り、天気は早めに回復して朝から晴れの日曜日でした。また、先週末の凍えるような寒さではなく、冬の夕方としてはまずまずの寒さで街宣にはもってこいの条件でした。

渋谷ハチ公前広場での午後530分からの街宣は、メンバー4名と協力者1名により、シールアンケートの参加を促しながら、子ども脱被ばく裁判の(225日)開催、その支援のための福島往復バスツアーの募集、新宿デモ開催の告知などを中心に行ない、残りのメンバーはチラシ配布を行いました。


「放射能は関東でも影響があると思いますか?」

との質問で、

「ある、ない、分からない」

に答えてもらうものです。
 
 

チラシ配布は相変わらず受取りが悪く関心の低さが目立ちました。しかし、そうした中でもチラシを配布する私に積極的にチラシを要望する人が3名おり、こうした方々には我々の思いが伝わるのだろと励みになりました。

こんなチラシ配布の雑踏の中で3名の男性グループの一人が声高に「放射能は関東でも影響があると思いますか?」とシールアンケートの質問を読み上げ、「もちろん、ないよな! ワハハハー」と言って通り過ぎました。この男性はたまたま声に出しましたが、声に出さない同様の答えの方が多数通り過ぎているのだろうと思っています。

こうした方々の心理は、

・本当に影響がないと信じている

・実感として影響を感じないので、感覚的に「ない」と思っている

・影響があると思いたくないとの気持ちの現われとして「ない」と否定している

以上のどれかなのだろうと思っていますが、いずれも情報不足がこうした気持ちにさせるのだろと想像します。

ところで、1時間ほどのシールアンケートの結果は以下でした。

回答
ある
46
69%
ない
15
22%
分からない
6
9%
全体数
67
 

回答くださった方の70%は放射能が関東でも影響していると思っており、残りの30%の人は影響を無視しているか、理解していないとの結果でした。しかし、こうした回答はその場の雰囲気を読んで回答する人が居ますし、関心が低く影響を意識していない人は回答に加わることが少ないでしょうから、実態は半数又はそれ以上の人は「関東での射能の影響」は「考えない」又は「考えたくない」なのだろうと想像しています。

 悲しいかな被害の実態が具体的に見えてきて、大手メディアが大々的に取上げるまでこの状態が続くのだろうと想像しますので、どうするのがよいのか思案に暮れ、凡人には悩みの多い日々が続きます。